おはようございます。
今日もブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、先日購入した愛機M2 iPad Pro12.9(第6世代)に搭載されているThunderbolt3端子についてお話ししたいと思います。
購入時に書いたブログで、どうしてiPad Pro12.9モデルを選んだか、その理由の一つとしてThunderbolt3端子の搭載を挙げました。
ボクのようなApple信者や写真・映像をやっている人にとっては、以前から馴染みある規格ですが、サンダーボルトって何なの?と言う方は意外と多いと思うんです。
そこで、Thunderbolt端子がどういうものなのか、あるとどれだけ便利なのか、その魅力について綴っていこうと思います。
ちなみに、現在AppleデバイスでThunderbolt端子が搭載されているものは、以下になります。
2023年4月24日現在、Apple Storeで販売されている
・Mac Pro
・Mac mini
・24インチiMac
・13、14、16インチのMacBook Pro
・M1、M2のMacBook Air
・11インチ、12.9インチのiPad Pro
そうなんです。
Macに関しては現行機種すべてにThunderbolt3端子は搭載されています。
そしてiPadに関しては、11インチiPad Pro(第3世代&第4世代)と12.9インチのiPad Pro(第5世代&第6世代)のみに搭載されています。
以下をご覧いただくと、Thunderbolt端子が搭載されたiPad Proが欲しくなってしまうかもしれませんが、その点に関しては予めご了承ください。
Thunderbolt端子って何?
Thunderbolt端子とは、インテルが開発した高速データ伝送技術を利用したポートのことで、ビデオや音声、データなど様々なデバイスを高速かつ同時に接続できることが特徴です。Thunderbolt端子はUSB-C端子を採用しており、規格上最大40Gbpsの高速伝送が可能です。
この高速伝送速度を活かし、ハードディスクやSSD、外付けディスプレイ、Ethernetアダプタなどの需要が高くなっています。また、Thunderbolt端子はMacやWindowsPCなど、多くのデバイスで採用されています。
ちなみに最初に搭載されたコンピューターは、2011年に発売されたAppleのMacBook Proでした。その時に搭載されていたのは初代Thunderboltで転送速度は10Gbpsです。
その後、Thunderbolt2(20Gbps)が誕生し、Thunderbolt3(40Gbps)、最新のThunderbolt4(40Gbps)まで進化しました。
第5世代、第6世代のiPad Pro11&12.9に搭載されているのはThunderbolt3になります。
iPad ProにThunderbolt端子が搭載された理由は?
iPad ProにThunderbolt端子が搭載された理由はいくつか考えられますが、先ずは単なる大きなディスプレイ、高スペックなCPU搭載という事から、モバイルデバイスではMacBookシリーズにしかなかったThunderbolt端子をiPad Proに初めて搭載し、他のiPad Proモデルとの差別化を図ったと言うことがあると思います。
その結果、それまでMacBookシリーズしか選択肢が無かったユーザーにとっては、魅力あるデバイスとして新たな候補のひとつに加わりました。
また、Thunderboltは高速なデータ転送が可能であり、最大40Gbpsの帯域幅を持っています。これにより、高速なファイル転送やビデオ編集、デバイスの接続が可能になります。さらに、外部ディスプレイやストレージなどを接続することで、より多様な用途に対応できるようになりました。
最後に、Thunderbolt端子は、Appleのマルチポートアダプター(HUBハブ)に対応しています。
これにより、複数のポートを同時に使用することができます。そして、モニターや外部ストレージなどの周辺機器が接続できるため、高度なデジタルクリエイティブ作業を行う専門家やエンジニア、ビジネスユーザーにとって非常に有用で、魅力的なデバイスになる一因にもなりました。
Thunderbolt3の魅力
Thunderbolt端子搭載のメリットとは?
高速転送が可能
Thunderboltは、規格最大40Gbpsの転送速度(実行速度としては2750MB/sになります)が可能です。そのため、ビデオ編集、高解像度画像処理などの重い作業に特に適しています。
一般的に広く使われているUSB 3.1 Gen 2やUSB-Cの約8倍の速度ですから、めっちゃ速いです!
またボクのようにiPadをストレージとして利用する方にもメリットです。高画素に伴い巨大なデータサイズとなってしまった写真データや動画データ。iPadからThunderbolt接続した外部SSDに転送する際も、USB接続あるあるの「いつまでもただひたすら待つ」のようなストレスがありません。
iPhoneやiPadの人気動画編集アプリであるRumafusionなどは、外部SSDに保存したデータを読み書きしながら編集作業できるようになりました。4K動画のような大きなデータを扱う場合、外部記憶デバイスで読み書きするなんてことは、それなりの転送速度がないと通常かなり難しい作業ですが、そういった際にもThunderbolt接続であることは非常に有用です。
高品質のビデオ出力と複数のデバイスへの接続が可能
Thunderboltは、高速データ転送だけではなく、高品質のビデオ出力もサポートしています。MacBook ProやiMacなどのディスプレイ、Thunderbolt対応のディスプレイに接続することで、4Kや5K、6Kの高解像度の画像を表示することができます。
6K解像度(6144 x 3160)時のリフレッシュレートは、使用するディスプレイの仕様に依存しますが、iPad側では60Hzをサポートしています。
また、同時に2台のディスプレイに映像を表示させ、デュアルディスプレイで効率的に作業を進めることも可能ですので、プロフェッショナルユーザーやクリエイティブな作業を行うユーザーにとっても非常に魅力的だと思います。
勿論、ビジネスアプリやそれ以外の作業でもデュアルディスプレイの恩恵は受けられると思いますし、大きなディスプレイでiPadが使用できることは、視認性や使い勝手の面でも、たくさんのメリットを感じられるはずです。
複数デバイスへの接続が可能
Thunderboltは、最大6つまでのデバイスを接続することができます。つまり、複数のデバイスを同時に接続することで、作業効率を向上させることができます。
電源の供給が可能
Thunderboltは最大100wの電源を供給することができます。そのため、Thunderboltドッキングステーションなどを利用することで、iPadを充電しながら外部デバイスを有効使用することができます。これが可能になることで、iPad ProはよりMacBookに近づいた気がします。
いかがだったでしょうか。
サンダーボルトの魅力が少しでも皆さんに伝わったでしょうか?
記事中にも書きましたが、近年はデータサイズが大きいものを扱うことが多くなったような気がします。今後は、ますます高速伝送が可能なThunderbolt3のメリットが生きてくるのではないでしょうか。
とにかく魅力的なThunderbolt3なのですが、少し残念なのが、Thunderbolt3に対応した機器類は通常のUSB製品に比べて非常に高価だということです。
せっかくの高速転送なので、特に写真や動画データのやりとりに使いたい方は多いと思います。しかし製品として販売されている外付けSSDなどの価格は、安価なUSB外付けストレージに比べるとびっくりするぐらい差があるんです。
そこで、少し工夫することで製品として販売されている物よりも安価にThunderbolt接続の外付けSSDを導入することができるので、次回はその辺りを紹介したいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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