ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、地震や災害に備えて準備する防災対策のお話です。
しかし万が一に備えて準備し保管したままということではありません。
日常の中でも普段遣いが可能なモノを、防災対策として取り入れていく考え方=フェーズフリー
について詳しく説明していきます。
この記事では、防災対策(衣服について)の大切さが分かり、フェーズフリーなアイテムを選ぶ重要性が理解できます。
また、何を準備したら良いのかも分かる内容となっています。
楽しむことが防災対策に
先日のブログで防災対策について記事を投稿しました。
防災対策っていうと、家屋の耐震構造や家財道具の耐震アイテムのような大々的ものもありますが、もっと身近なところで準備対策できるものも実はたくさんあります。
それも楽しみながらです!
趣味と防災対策がこれほどまでにマッチすることはなかなかありません。
何か特別に用意すると言うよりは、それを楽しむ上で必要なモノを揃えていったら自然と防災対策品としても機能しちゃうじゃん!という一挙両得な趣味なんです。
普段から使うものや消費するものを防災時にも役立つものに変えていく。選ぶようにする。
それがフェーズフリー!!
なんだか凄い得した気分になってきませんか?
で、何を楽しめば防災対策になるの?
答えはずばり『キャンプや車中泊』を楽しむことなんです!
キャンプ本来の姿はサバイバル!
えーーそうなの?
と思った方もいらっしゃるでしょうし
そんなの前からやってるよ!
と言う方もいらっしゃるでしょう
実はわたし個人も、フェーズフリーという言葉が生まれる以前から、キャンプ道具を生活の中で活用することは比較的多くありました。
と言うか普通に、
これキャンプでも大活躍やん♥
なんて想像を張り巡らせながらセレクトするのが楽しかったというのもありますし、そういう理由付けがあれば購入することの免罪符にもなるからです笑
それは冗談としても、
キャンプ道具をその時だけ使用するのって、非常に勿体ないなと言うか贅沢な気がするんですよね。
普通にお仕事されている人だと、キャンプに行けるのは週末限定でしょうし、キャンプ場の使用料もそれほど安いものではありません。その時だけしか利用できない、使用頻度の低いグッズに高いお金を出して揃えるって果たしてどうなのよ?
みたいな考えに至るのは自然の流れですよね。
ならば逆の発想で、
普段遣いも出来るようなグッズ選びをすれば解決するのでは?
そうなんです。それであっさり解決しちゃうんです。
そしてそもそも論として、
キャンプは自然の中という不便な環境の中で、どう楽しむかというのがコンセプトだったりします。
ほらどうですか?
災害時は不便な生活の中で数日間を生活していかなければならないのですから、めちゃめちゃ防災対策にマッチしますよね。
不便な生活を楽しむキャンプ=不便な中で生活しなければならない災害
キャンプを楽しみ道具を揃え、サバイバルの知識を身につけることは、イコール防災対策そのものというわけです。
完全にフェーズフリーです。
普段着としても活用できる衣服類
では具体的にどんなものが日常生活に使い回すことが出来るでしょう?
先ずは衣服からお話します。
機能性に関しては言うまでもありません。アウトドアという過酷な環境で使用することを目的にしているので、シンプルで高スペックなものが多いです。
また、デザイン的にも優れたものが多く、アースカラーやモノトーンのものも多いので、日常生活においても違和感なく使用できるものばかりです。
ご存じの方も多いと思いますが、職人さんからの支持も高く作業着をメインに扱っていた『ワークマン』は、近年アパレル部門にも力を入れ、安価で機能的、そしておしゃれな製品を続々発表しています。
『WORKMAN Plus(ワークマンプラス)』などの新業態店はその代表で、それらをファッションに取り入れるワークマン女子なども話題になりました。
価格に関しては安くてびっくりするほどで、スポーツブランドやアウトドアブランドに比べ50%以上は安いものもあり、手軽に高品質かつおしゃれなものが欲しい方にはピッタリのお店だと思います。
しかし機能はたいてい価格に比例します。
防水性や発汗性、保温性などを考えると、それなりのものはやはりそれなりなのです。
これは別に製品がだめだということではありません。
決して万能でどんな状況下でもOKという事ではないけれど、適材適所の使い方をすれば満足度やコスパは高いです
災害時は雨や水に濡れることもあるでしょうし、室内に居られるとも限りません。
また暑さは多少我慢できても、寒さに関しては体力を著しく低下させますし、最悪の場合死亡のリスクも出てきます。
実際、2011年の東日本大震災が起こった日は、東北地方で降雪が観測された地域もありました。3月にも関わらずです。
直ぐに救助された方ばかりではありませんし、犠牲になられた方の中には、津波で海水に濡れ寒さが原因で低体温症になり、お亡くなりになられた方もいらっしゃるではないでしょうか。
そう考えると、寒さを凌ぐためのウエアは、災害時には命を守るアイテムにもなるのですから、ここをどう考えるかはとても重要だと思います。
防水性能の高いアウターウエア
そこで先ずわたしがおすすめしたいのは雨や水に濡れた際の防水性能が高い製品です。通常、防水性能を高めると蒸れなどが発生しやすくなりますが、以下の素材は、外からの雨や水は通さず、中からの蒸れは外側に排出するよう出来ています。
アウトドアは勿論、災害時にも間違いなく役立つと思います。
- ゴアテックス(Gore-Tex)
ゴアテックスは、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の多孔質膜を使用した防水透湿素材です。水分を通さず、通気性にも優れているため、アウトドアウェアなどに広く使用されています。 - eVent(イベント)
eVentは、微細な孔を持つ透湿性素材で、水分を通さず、通気性に優れています。ゴアテックスと比較して、通気性が高いとされています。
ちなみに私は長年、スイスのアウトドアブランドMAMMUTのゴアテックスジャケットを愛用しています。
防寒性は高くありませんが突然の雨にも対応できますし、春秋の肌寒いシーズンや夏の高地などではあると便利な一枚です。
寒い冬などには、インナーに薄手のダウンベストやジャケットを着ることで防寒性能も上げられますので、災害時にも威力を発揮してくれると思います。
防寒性の高いアウターウエア
防寒と聞いてまず最初にイメージされるのはダウンジャケットではないでしょうか。
軽くて暖かいので私も愛用していますが冬には外せないアイテムですよね。
先ず最初にメリット・デメリットを考えてみましょう。
かなり暖かいものだということは説明するまでもないのですが、雨や湿気に弱いというのはあまりご存知でない方もいらっしゃるかもしれません。
ジャケット内部の羽毛が水分を吸ってしまうと、ふんわりのダウンジャケットはしぼんでしまいます。それは=暖かくなくなることを意味します。ダウンにとって水分は大敵であることをしっかり覚えておいてください。
それでは災害時に困っちゃう気がするな
心配はいりませんよ!!
レイヤードを上手に活用することで快適に使用できるアイテムにすることも可能なんです。
レイヤードとは、異なる種類の衣服を重ね着することです。一つのアウターウェアの下にインナーウェアや中間層の衣服を着用することで、保温性や調節性を高めることができます。例えば寒い冬の日には、ウール素材の長袖シャツをベースレイヤーにして、その上に中間層のフリースジャケットを重ね、最後にダウンなどのアウターウェアを着用することができます。また雨天の場合などには、薄手のダウンの上に防水ジャケットなどを重ねることで弱点を補うことも出来ます。レイヤードは、様々なアウトドアアクティビティや環境において、体温調節をするための重要な方法の一つです。
それぞれの特性を活かし、使用目的によって組み合わせるという考え方はとても合理的ですし、自然と使用頻度も高まるので無駄がありません。おまけにいつどのような時期に起こるか分からない災害シーンでも応用が効くので、アウトドア系の衣服を日常に取り入れるのは、非常に有効だと思います。
次回の投稿では、災害時にも威力を発揮する衣服以外の『グッズやアイテム』についてお話ししたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメント